AP連携情報
FEPは、AP to AP、File to File(FTP)インターフェースタイプの処理であり、連携対象、および連携対象の定義、AP連携方式、File連携方式を設定する必要がある。
1. 連携対象情報の登録
機関情報
機関は、BXIで対外連携として電文を送受信する対外機関を意味し、Base Setting Management > Institutional Business Information
で、機関リストの右上の+
ボタンで新規機関情報を登録する。
システム情報
システムは、内部システムを意味し、対外機関がBXIで要求を送って応答を受け取る対象システムを登録する。
Base Setting Management > System Business Information
画面で、システムリスト右上の+
ボタンで、新規システムを登録する。
業務情報
業務とは、機関およびチャネル、システムの共通部および通信方式(電文タイプなど)の単位である。
各システムでは、1つ以上の業務を定義する。 1つの機関およびシステムが複数の電文タイプおよび通信方式を持つ場合、各タイプごとに業務を定義する必要がある。
Base Setting Management > Business Information
で、画面の右にある+
ボタンを押して新規業務を登録する。
業務コードは、機関、システムの連携時に、コネクションおよび電文処理を共通化して管理するKeyとして使用される。
構成項目
☑ 基本情報
- Apply Date : 当該業務を適用する日付。当日から実行する場合、今日より過去の日付を登録する。
- Business Classification : 対内(システム)用の業務と対外(機関)用の業務を区分するコードを選択する。
- Online Batch Division : オンライン業務とバッチ業務を区分するコードを選択する。
☑ 追加情報
- Channel Business Code :コネクションを代表する業務コードであり、登録しなければ自身の業務コードが登録される。 チャネル業務コードを自身の業務コードではない別の業務コードで登録すると、自身の業務コードはコネクション情報画面のツリーに表示されない。 チャネル業務コードは、単純にコネクションの代表を表す。
2. 電文属性情報の登録
電文属性情報は、共通部フィールドから、インターフェース、システムコード、検索キーの情報を抽出するために設定する情報である。
Message Management > Message Layout
で登録する。
使用する電文レイアウトを登録した後、下記の電文属性情報で、共通ヘッダーレイアウト、およびそれぞれのフィールド属性を指定する。
電文属性情報
- Message Classification Code、Message Business Division Code : インターフェースIDの識別のために設定する。
- Message Trace No.、Transaction Unique No. : 機関共通ヘッダー部において一般的に使用する電文識別のための項目である。情報性フィールドで、ランタイムとして使用されない。
- Search Key Info : インターフェースごとに重複しないユニークな項目を指定する必要がある。電文リストアおよびタイムアウト処理のためのキーとして使用される。
要求された電文レイアウトの共通部を変換して、他の対外機関やシステムに伝送しなければならない場合、電文変換を使用する。 当該内容は、APtoAPの電文変換登録を参照する。
3. 連携方式の登録
機関別業務情報
機関別業務情報は、機関業務別に共通ヘッダーレイアウト、ユーザープログラム情報、運用管理情報などを設定する。
登録手順
Base Setting Management > Institutional Business Information
から業務情報を割り当てる機関を選択し、右上の+
ボタンで定義済みの業務を設定する。- 業務を選択し、下部の機関別業務情報を編集する。
構成項目
☑基本情報
- Apply Date : 当該機関業務を適用する日付。当日から実行する場合、今日より過去の日付を登録する。
- Response Process Type : 応答を送信するチャネルを設定する。note
- 要求チャネル : 要求されたチャネルから応答を送信する。
- 指定チャネル :
Connection Information
の追加情報に設定された指定応答コネクション
で応答を送信する。 - ラウンドロビン : コネクショングループ内のコネクションをラウンドロビン方式で割り当て、応答を送信する。
- Common Header Layout : 機関と送受信する電文は、共通ヘッダー部と個別部で構成されている。 このうち、共通ヘッダー部は、取引に関する重要情報を含んでいる。
- Communication Network Agency Response Y/N : 対外要求電文が通信網電文の場合、BXIが代行応答するかどうか
- Timer Register : タイムアウト処理をするかどうかを設定する。登録しない場合、対内システムで応答がない場合、無限に待機する。 詳細については、タイムアウトを参照する。
- Connection Group Load Balancing Type : 機関と接続されたコネクショングループが複数の場合、要求電文を送信するコネクショングループをどのようにどのように負荷分散を行うかを選択する。
- Request Response Division Program ID : 送受信電文が要求電文なのか応答電文なのかを区分するユーザープログラムを設定する。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Encryption Method : 機関の暗号・復号化方式を設定する。暗号・復号化を参照する。
☑ 暗号化情報
- Encryption Start Offset : 電文を暗号化する場合の暗号化の開始位置。
☑ 追加情報
- Data Conversion Method : 送受信電文の電文コードの変換方式を選択。電文のコード変換はASCII to EBCDIC、EBCDIC to ASCIIに変換する。
- Data Conversion Start Offset : 全電文のコードを変換する場合のコード変換の開始位置
- Error Creation Program ID : 伝送エラー、タイムアウトエラーが発生した時にエラー電文を作成するユーザープログラムを設定する。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Header Parsing Program ID : BXIの電文パーシングプログラムではヘッダー電文パーシングができない場合、サイトで当該プログラムをカスタマイズできる。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Transaction Control Code : 取引制御方式を設定する。詳細については、インターフェース制御を参照する。
- Throttle ID : 対外機関が要求した電文に対して流量制御するための流量制御情報を選択する。 対外機関の流量制御は、一定時間の処理件数を基準に制御する。つまり、指定された時間の間に処理件数が指定された件数を超過すると、要求した取引はエラー処理する。
- Timeout Time(Sec) : 当該業務に属するすべての取引に対して基本的に適用するタイムアウト時間を登録する。
当該値は、オンラインインターフェースで再定義できる。
タイマー登録をするかどうか
でタイマーを登録する必要がある。 - Opening Varification Y/N 取引処理時に電文が開始通信網電文なのかを確認する場合に選択する。
- Transmission Queue Information : 対外機関が要求した取引に対して、キューを使用して制御するための伝送キュー情報を選択する。
システム別業務情報
システム別の業務情報は、システムの業務別に電文タイプ、プログラム情報、運用管理情報などを設定する。
登録手順
Base Setting Management > System Business Information
から業務情報を割り当てるシステムを選択し、右上の+
ボタンで定義済みの業務を設定する。- 業務を選択し、下部のシステム別業務情報を編集する。
構成項目
☑ 基本情報
- Response Process Type : 応答を送信するチャネルを設定する。note
- 要求チャネル : 要求されたチャネルで応答を送信する。
- 指定チャネル :
Connection Information
の追加情報に設定された指定応答コネクション
で応答を送信する。 - ラウンドロビン : コネクショングループ内のコネクションをラウンドロビン方式で割り当て、応答を送信する。
- Connection Group Load Balancing Type : システムと接続されているコネクショングループが複数の場合、要求電文を送信するコネクショングループをどのように選択するかを選択する。
- Foreign Common Inclusion Y/N : 対外機関から受信した対外共通ヘッダーを内部システムに伝達するかどうかを設定する。
- Timer Register : タイムアウト処理をするかどうかを設定する。登録しない場合、対外機関から応答がない場合、無限に待機する。 詳細については、タイムアウトを参照する。
- System Header Include Y/N BXIで使用するシステムヘッダーを含むかどうかを選択する。 システムヘッダーは共通ヘッダーで取引を判断できない場合に使用し、システムヘッダーを含む場合には、システムヘッダー処理プログラムを選択する必要がある。 カスタマイズを参照して開発する。
- Apply Date : 当該システム業務を適用する日付。当日から実行する場合、今日より過去の日付を登録する。
- Common Header Layout : システムと送受信する電文は、共通ヘッダー部と個別部で構成されている。 このうち、共通ヘッダー部は、取引に関する重要情報を含んでいる。
- Request Response Division Program ID: 送受信電文が要求電文なのか応答電文なのかを区分するユーザープログラムを設定する。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
☑ 追加情報
- Standard Message Header Creation Program ID : 対内システムと送受信する際に、共通ヘッダーで標準電文を作成できない場合、 ユーザープログラムで標準電文ヘッダーを作成することができる。詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Error Creation Program ID : 伝送エラー、タイムアウトエラーが発生した時にエラー電文を作成するユーザープログラムを設定する。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Header Parsing Program ID : BXIの電文パーシングプログラムではヘッダー電文パーシングができない場合、サイトで当該プログラムをカスタマイズできる。 詳細プログラム作成方法はCustomizingを参照する。
- Throttle ID : システムに対して取引量を制御するための流量制御情報を選択する。 処理件数および同時処理件数方式に対応する。
- Timeout Time(Sec) : 当該業務に属するすべての取引に対して基本的に適用するタイムアウト時間を登録する。
この値は、オンラインインターフェースで再定義できる。FEPは
タイマー登録をするかどうか
でタイマーを登録する必要がある。