設定
AP to DBインターフェースは、電文にSQLの入力値を送信し、インターフェースに定義されているSQLを実行してDBに反映する。 AP to DBを登録するための手順は、下記のとおりである。
1. 電文レイアウト登録
APでインターフェースを呼び出す時、データ交換のために要求電文レイアウトと応答電文レイアウトを登録する必要がある。
要求電文レイアウト
電文レイアウトのフィールド名とSQLのbind変数名に同じ値を設定する。

応答電文レイアウト
- Selectの場合(単数)
Selectの条件で使用されるbind変数名と要求電文レイアウトのフィールド名を一致させる必要がある。Selectの結果カラム名と応答電文レイアウトのフィールド名を一致させる必要がある。
- INST_CD
- USE_YN
- LAST_CHNG_DTM
- LAST_CHNG_GUID
- BLOB_DATA
- succYn: 実行結果
- msgCtnt: 実行エラーが発生した場合のエラーメッセージ
- Selectの場合(複数)
複数件Selectが複数の場合、リスト処理が必要であり、parentレイアウト、subレイアウトの2つのレイアウト登録が必要である。
- subレイアウトは、(APtoDBresSub) Selectの結果rowsを意味する。上の例で、下のカラムにフィールドを構成する。
- INST_CD
- USE_YN
- LAST_CHNG_DTM
- LAST_CHNG_GUID
- BLOB_DATA
- parentレイアウトは(APtoDBresSelectList)当該取引の全体的な結果値、状態などを意味する。
- succYn: SQL実行結果
- rsltCnt: SQL実行結果により処理された件数
- msgCtnt: SQL実行エラー発生時のエラーメッセージ
- subレイアウト(APtoDBresSub)
この時、その件数分に相当するリストサイズが作られるようにArray参考フィールド名をrsltCntに設定する。

- Insert/Update/Deleteの場合
SQLの結果データは処理件数であり、以下のフィールドで応答電文レイアウトに登録する。
- rsltCnt: SQL実行結果により処理された件数
- succYn: SQL実行結果
- msgCtnt: SQL実行エラー発生時のエラーメッセージ
2. インターフェース登録
Interface Management > Online Interface
を利用して登録する。
インターフェースID、インターフェース名は、インターフェースを識別値で設定する。
各構成項目に関する説明は、下記のとおりである。
構成項目
☑基本情報
- Interface Type : APtoDB
- Send System Code : 送信システムのシステムコード
- Send Business Code : 送信システムの業務コード
- Apply Date : 当該インターフェースを適用する日付。 当日から実行する場合、今日より過去の日付を登録する。
- Request Flow ID :要求処理時に使用されるフロー
☑ 電文情報
- Request Message Layout Name :送信システムの要求電文レイアウト
- Response Message Layout Name : 受信システムの応答電文レイアウト
☑ 追加情報
- Request User Process Program ID : 対内システムの対象サービス、または対外機関にサービスを要求する前に、特別な処理が必要な場合に設定する。
- Transaction Control Code : 受信サービスの障害などによりインターフェースの取引を制御したい場合に使用する。 取引制御を行うと受信サービスに伝達されなかった場合、設定値によって無応答処理やエラー応答処理を行うことができる。 エラー応答プログラムは、エンジン設定時に定義される。
- Timeout Time(Sec) : 応答がない場合にタイムアウト処理をするための時間設定
☑ From To
- Target Agent Group Use Y/N : ターゲットエージェントグループを使用するかどうかを選択する。
Used
の場合はエージェントグループID、使用しない
の場合はデータソースIDを設定する。 可用エージェントをロードバランシングするために使用する。(現在ラウンドロビンのみ対応) - Target Data Source : 受信システムのデータソース情報
☑ SQL Query
- SQL : 伝達されたデータを処理するSQL