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エージェントグループ

エージェントグループ情報は、エージェントグループを登録および管理する。

エージェントグループは、エージェントグループ内のエージェント間のロードバランシングを行う目的と、エージェントグループに属するすべてのエージェントを対象にして一度に取引を行う目的で設計された。 現在、EAIは、ロードバランシング方式としてはラウンドロビン(RR)方式のみ対応している。

構成項目

☑ 基本情報

  • Agent Group ID : エージェントグループを識別するためのIDを入力する。
  • Agent Group Name : エージェントグループ名称を入力する。
  • Agent Group Type : エージェントグループのタイプを入力する。エージェント(DB、FILE)は、各エージェントグループとタイプが一致する場合のみ登録できる。
    1. DB : このグループはDBエージェントのグループであることを意味する。
    2. FILE : このグループはFILEエージェントのグループであることを意味する。

☑ エージェントグループリスト

そのエージェントグループ内に属するエージェントを表示する。

  • Agent ID : エージェントをID値を意味する。
  • Agent Name : エージェント名称を意味する。
  • IP : IP情報を意味する。
  • Port No. : ポート情報を意味する。
  • Active YN : グループ内に含まれているエージェントを有効化するかどうかを表示する。 エージェント自体をON/OFFするのではなく、バッチインターフェースにおいて、All方式でグループ内のすべてのエージェントをターゲットに取引を行う場合、有効化中のエージェントにのみ取引が行われるようにするために設計されたカラムである。
info

エージェントグループに登録するためには、先にエージェント登録を行わなければならない。

適用

エージェントグループは、Interface Management > Batch Interface画面で適用できる。(インターフェース方式 : DB to DB / File to File(Agent))

エージェントグループは、ソースとターゲットにそれぞれ適用できる。ソース(ターゲット)エージェントグループを使用するかどうかをUsedに変更し、ソース(ターゲット)ファイルエージェントIDから、希望するエージェントグループIDを選択するとすぐに適用される。

  • ソースエージェントグループは、選択されたエージェントグループ内でロードバランシングの結果として1つのエージェントのみを選定するため、エージェントグループ方式を選択できない(現在はラウンドロビンを強制適用)。

  • ターゲットエージェントグループは、エージェントグループ内のロードバランシングを通じてターゲットエージェント1つだけを選定でき(ラウンドロビン方式)、そのエージェントグループ全体をターゲットに選定することもできる。(All方式=1:N)

ラウンドロビン方式でエージェントが選定される条件は、エージェントグループ内のエージェントが現在UPしている状態でなければならない。この条件を満たすエージェントを1つ選定する。エージェントの状態は、Status Monitoring > DB Agent StatusStatus Monitoring > File Agent Status画面から確認できる。

All方式は、当該エージェントグループ内の有効化するかどうかの設定が有効化のエージェントがすべて選択され、1:N取引が行われる。

note

DBエージェントグループ、はソース、ターゲットすべてラウンドロビン(RR)方式のみ可能である。

エージェントグループの再処理

ファイルエージェントは、エージェントグループを使用時の再処理機能に対応している。この機能を使用するためには、Setting > System Parameter Setting画面で、AGENT_GRP_RETRY_YNをY値に設定する必要がある。

  • ソースエージェントの再処理 : ソースエージェントが、PrematureChannelClosureException例外を出した場合にのみ、ソースエージェントの再処理を行う。

  • ターゲットエージェントの再処理 : 上記のPrematureChannelClosureException例外を除く、すべての例外に対してターゲットエージェントの再処理を行う

    • RR方式 : 取引が成功するまでエージェントグループを循環しながら再処理を行う。 例えば、エージェントグループ内にA、B、C、Dというエージェントがある場合、最初にBが選定された時にBがエラーなら、C→D→Aの順で再処理を行う。(途中で成功すると、すぐに終了)

      再処理で成功した場合、Status Monitoring > Batch Processing Statusに失敗した処理に関してエラーロギングを残してDoneと表記する。再処理ですべてすべて失敗した時のみErrorと表記する。

    • All方式 : 再処理を行わない。

      All方式は、エージェントグループ内のすべてのエージェントにファイルを送信するため、すべて成功するとDoneと表記し、1つでも失敗するとErrorと表記する。