エンジンコンポーネント
BXIのエンジンは、実行プロセス単位のノードとインスタンスで構成されている。
ノード
ノードとは、BXIエンジンの構成単位で一般的に1つのサーバーを意味する。 例えば、2つのサーバーでBXIエンジンを起動する場合は、各サーバーごとにノードを定義する。
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インスタンス管理およびモニタリング
ノードのインスタンス管理およびモニタリング機能は、下記のとおりである。
インスタンス起動
ノードは起動時下位に割り当てられたインスタンスを実行する。
インスタンスの状態管理
ノードは、インスタンスが正常に実行されているかを定期的にヘルスチェックする。 そのため、ノードはヘルスチェックメッセージを送信し、インスタンスは応答処理行う。
当該処理はUDP
方式で行われる。
インスタンス障害検知および再起動
インスタンスからヘルスチェックの応答がない場合、ノードは当該インスタンスを異常状態と認識し、再起動する。
ヘルスチェックのリトライ回数、間隔などは、Node Management > Node Information
画面から設定する。
インスタンスの起動/終了
Execution Management > Node Execution
で、特定インスタンスの実行、および終了ができる。ノード実行画面でイベントが発生すると、ノードはイベントを受信して、当該インスタンスを起動、または終了する。
Fail-Over/Fail-Back
Fail-Overとは、サーバーやシステム、ノードなどに異常が発生した場合、予備システムに切り替える機能を意味する。 詳細については、Fail-Over/Fail-Backを参照する。
キャッシング
ノードは性能のために、インターフェース処理に必要な情報をキャッシュする。 詳細については、キャッシングを参照する。
インスタンス
インスタンスとは、インターフェース処理を行うを意味し、ノードで管理される。
BXIのインスタンスはOnline Instance
、Logging Instance
、Batch Instance
、Batch Divider Instance
、System Polling Instance
が存在する。各インスタンスは、インターフェースの処理量に応じて、複数作成することができる。
インスタンスが処理するインターフェースのタイプは下記のとおりである。
インスタンス | インターフェース/処理機能 | アーキテクチャー |
---|---|---|
Online Instance | AP to AP | オンラインインターフェース処理アーキテクチャー |
Logging Instance | ログ処理 | ロギングアーキテクチャー |
Batch Instance | 一括伝送 | 一括伝送アーキテクチャー |
File to File(FTP) | バッチインターフェース処理アーキテクチャー | |
Batch Divider Instance | 一括伝送分配 | 一括伝送アーキテクチャー |
System Polling Instance | システムポーリング | ポーリングアーキテクチャー |