メインコンテンツまでスキップ
Version: 3.4.4

一括伝送ファイル名のカスタマイズ

一括伝送ファイル名は、ネーミングルールに従って定義する必要がある。 この章では、ネーミングルールに従ってファイル名を構成できない場合にユーザプログラムでカスタマイズする方法について説明する。

1. ファイル名処理プログラムの開発

ファイル名の処理のためには、BXIが提供する「BatchFileNameProcess」APIインタフェースを実装する必要がある。 2つのAPIのうち1つは送信ファイルのネーミングルールのためのAPIであり、もう1つは受信ファイルのネーミングルールのためのAPIである。

  • 送信ファイルのネーミングルール : 業務システムから転送されたファイル名に基づいてファイルID、送受信ファイル名、機関コード、業務コード、基準日付を求めて返す。

  • 受信ファイルのネーミングルール : 機関から受信したファイルを業務システムに転送するためにファイル名を作成して返す。 送信ファイルのネーミングルールとは逆に、ファイルID、送受信ファイル名、機関コード、業務コード、基準日付を転送すると、使用するファイル名を返す。

public interface BatchFileNameProcess {

/**
* 送信ファイルの命名規則
*
* @param fileName : 業務チームから伝達されたファイル名
* @return ファイル情報
*/
public BatchFileNameInfo sendFileName(String fileName);

/**
* 受信ファイル命名規則
*
* @param fileInfo : ファイル情報
* @return 受信したデータを保存するファイル名
*/
public String receiveFileName(BatchFileNameInfo fileInfo);
}

2. スプリング環境ファイルの登録

ユーザーが作成したファイル名処理プログラムをバッチインスタンスで使用するスプリング環境ファイルに登録する。 ファイル名処理プログラムは、バッチインスタンスが実行すると動的に変更できない。プログラムを変更するには、バッチインスタンスを再起動する必要がある。

    <bean id="fileInfoProcessor" class="bxi.batch.process.file.FileInfoProcessor" >
<property name="fileNameProcessor" ref="customFileNameProcessor"/>
</bean>