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Version: 3.4.4

コーデック/ハンドラプログラム

この章では、BXIのカスタマイズで一般的には使用されていないが、特殊な要件によって、エンジン機能を拡張したい場合に使用される、拡張プログラムの開発対象および方法について説明する。

tip

必要な場合は、当該プログラムの研究所と協議して開発するか、または研究所から提供を受ける。

コーデック

プログラムの用途実装するJavaインターフェース適用する設定画面および注意事項
コーデックプログラムDecoder (受信時)、Encoder (送信時)Connection Management > Connection Information

コーデックプログラムとは、通信プロトコルがTCPの場合に、フレームを区分する方式を開発してフレームを処理するプログラムを意味する。

コーデックプログラム開発は、NettyEncoderDecoderを継承して、開発する必要がある。 Encoderは送信時、Decoderは受信時に使用される。

ハンドラ

プログラムの用途実装するJavaインターフェース適用する設定画面および注意事項
ハンドラプログラムInboundHandler (受信時)、OutboundHandler (送信時)、DuplexHandler (送/受信時)、IdleStateHandler (Idle状態)Base Setting Management > Institutional Business InformationConnection Management > Connection Information

ハンドラプログラムとは、通信プロトコルがTCPの場合に、コネクションのイベントを処理するユーザープログラムである。 コネクションイベントは、ネットワークソケットで発生する、コネクション有効化(channelActive)、データ読み込み(channelRead)、データ読み込み完了(channelReadComplete)、コネクション無効化(channelInActive)などのイベントを意味する。

ゲートウェイコンポーネントで、コネクションイベント処理のために使用され、BXIで提供される基本機能を使用する場合には、ハンドラプログラムの作成は、不要である。

ハンドラプログラム開発は、NettyInboundHandlerOutboundHandlerDuplexHandlerIdleStateHandler継承して、開発する必要がある。 各ハンドラが使用するイベントは、下記のとおりである。

  • InboundHandler : 受信
  • OutboundHandler : 送信
  • DuplexHandler : 送受信
  • IdleStateHandler : Idle状態発生