カスタマイズ
この章では、BXI カスタマイズ
について説明する。
機関やチャネル、システムのインターフェース処理時に発生する、様々な要件に対応するために、プログラムを開発して適用できる。
カスタマイズしたプログラムは、Program Information
に登録してユーザープログラムとして使用でき、ルーターとして登録してフロー処理時に使用することもできる。
そのために、別途伝達されるbxi.extension
でソースを作成し、当該プログラムを登録する。
プログラム適用手順
- BXIサーバーに配布する。
Base Setting Management > Program Information
を使って、開発されたプログラムを登録する。 システムプログラムであるかどうかは、User Program
として登録し、プログラム用途は開発したプログラムタイプによって異なる。 また、プログラムクラスは、パッケージを含めて入力する。 ex)bxi.extension.customizing.api.ErrorMessageCreate- 登録したプログラムを配布する。
- プログラムを適用する設定画面からプログラムIDを設定する。
サーバー配布方法
- 動的配布を使用する場合 : 開発したプログラムの
class
ファイルを、BXIサーバーにアップロードする。 アップロード位置は、システムパラメータのDYNAMIC_DEPLOY_PATH
に設定した位置であり、Program Information
の配布ボタンで、エンジンを再起動することなく配布できる。 - 動的配布を使用しない場合 :
bxi.extension-{version}.jar
でビルドして、エンジンのlibs
にアップロードする。この時、エンジンを再起動する必要がある。
bxi.extension構造
bxi.extension.customizing.common
共通プログラムやUtilityプログラムが置かれているパッケージ。 また、カスタマイズプログラムで内部的に使用するVOが定義されたモデルが保存されるパッケージである。
bxi.extension.customizing.constant
Constant値を定義したプログラムが置かれているパッケージ。
bxi.extension.customizing.api
bxi.api-{version}.jarのインターフェースを実装したソースが置かれているパッケージ。
例えば、bxi.api-{version}.jarに標準電文処理関連のAPIが定義されたStandardCreateMessage ファイル
がある場合、このAPIを実装したソースはbxi.extension.customizing.api
に保存する。
bxi.extension.customizing.process
org.apache.camel.Processor
APIを実装したプログラムとその他ユーザーが開発したプログラムが置かれているパッケージ
bxi.extension.customizing.router
インターフェース処理のために、フローに追加するルータープログラムが置かれているパッケージである。
ルータープログラムは、org.apache.camel.builder.RouteBuilder
を継承して実装する。