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使い方

この章では、BXI Toolの実行状況を確認する方法に関して説明する。

☑ ログファイルアップロード​

取引処理プロセスで作成されたファイルログをDBにアップロードする。

アップロード対象ファイル​

  • errorLog : オンライン取引処理プロセスで発生したエラーログ
  • restErrorLog : オンライン取引処理プロセスで発生したRestエラーログ
  • imageLog : オンライン取引の送受信ログ
  • restImageLog : オンライン取引のREST送受信ログ
  • txLog : オンライン取引別の処理状態情報が保存される取引ログ
  • restTxLog : オンライン取引別の処理状態情報が保存されるRest取引ログ
  • stctsLog : オンライン取引処理に対する統計ログ
  • restStctsLog : オンライン取引処理に対するRest統計ログ
caution

すべての対象ログファイル名は*.logで終わる必要がある。 ディレクトリを指定して実行する際に、当該ディレクトリ内の*.logファイルに対してアップロードする。

設定​

正常な実行のために必要な設定作業は、下記のとおりである。

1. Upload対象ファイルの位置設定​

Upload対象ログのファイルがあるディレクトリ位置を指定する。

${BXITOOLHOME}/bin/logupload.sh
...
LOG_HOME=$BXITOOLHOME/files
...

2. Toolログファイルの作成位置設定​

logupload.shにToolログ位置を-DlogPath=${LOGGING_HOME}と指定する。指定フォルダにBxi_tool.logとファイルが作成される。

3. Application Context​

logupload.shにApplicationContextを-Dbxi.tool.context=file:${HOME}/config/ToolApplicationContext.xmlと指定する。

実行​

引数なしで実行すれば、logupload.shのLOG_HOMEログをアップロードできる。また別のディレクトリを指定して実行することもできる。

${BXITOOLHOME}/bin/logupload.sh
${BXITOOLHOME}/bin/logupload.sh [path]
tip

DBパスワードを暗号化する場合ApplicationContext.xmlは、SecureBasicDataSourceを使用する必要があり、logupload.shに-Dbxi.security.key.file=${HOME}/config/security.keyを追加しなければならない。

出力ログ​

  • process : コミット単位で一度に処理される件数
  • success : コミット単位で一度に処理される件数のうち成功件数である。(insert、updateを含む。)
  • ignore : コミット単位で一度に処理される件数のうち、無視された件数
  • error : コミット単位で一度に処理される件数のうち、エラーが発生した件数

ディレクトリ​

エラーが発生したデータは./{yyyyMMddHHmm}/failに保存され、アップロードされたログファイルは処理結果に応じて、successや、failディレクトリに移動される。

  • success : 正常にアップロードされたファイルが保存される。
  • fail : 処理中にエラーが発生したログが保存される。当該データは、再処理する前に実際のデータを確認する必要がある。
caution

統計ログを処理する途中にエラーが発生し、一部だけ処理された場合、再処理時に重複処理された統計データによって、統計が歪曲される恐れがあるため注意する。

☑ Ommインポート​

BXM電文形式のOmmを、BXIで使用する電文形式に変換して、関連のテーブルにインポートする。

Ommの例​

 OMM hi.generalinsurance.systeminterfaces.refine.entity.GIIR0100VO
 <description="共通VO">
 {
 String titmTranCd<length=9 description="トランザクションコード">;
 String titmTgmCat<length=1 description="電文区分">;
 String titmTgmTotLgth<length=5 description="電文全体の長さ">;
 String titmTgmClsfcnCd<length=4 description="電文種類コード">;
 String titmDlCat<length=6 description="取引区分コード">;
 String titmDataCat<length=1 description="資料区分">;
 String titmIspOrgCd<length=3 description="保険会社機関ID">;
 String titmLnkBasCat<length=2 description="対外連携区分">;
 String titmAfcrCd<length=3 description="提携機関ID">;
 String titmTrrvCat<length=1 description="送受信FLAG">;
 String titmFinaOrgTgmTr<length=14 description="金融機関電文送信日時">;
 String titmIspTgmTrDtm<length=14 description="保険会社電文送信日時">;
 String titmFinaOrgTgmNo<length=8 description="金融機関電文一連番号">;
 String titmIspTgmNo<length=8 description="保険会社電文一連番号">;
 String titmRspCd<length=4 description="応答コード">;
 String titmMsgCd<length=100 description="応答メッセージ">;

 }

設定​

1. テナントID​

ommImport.shにOmmをインポートするテナントIDを-Dbxi.tenantId=FEPと入力する。

2. Ommファイルパスの設定​

ommImport.shにOmmファイルが存在するディレクトリ位置を-Dbxi.omm.dir=${HOME}/filesと指定する。

3. Application Context​

ommImport.shにApplicationContextを-Dbxi.tool.context=file:${HOME}/config/ToolApplicationContext.xmlと指定する。

4. Toolログファイルの作成位置設定​

ommImport.shにToolログ位置を-DlogPath=${LOGGING_HOME}と指定する。指定フォルダにBxi_tool.logとファイルが作成される。

実行​

引数なしに実行すれば、ommImport.shで定義した設定値で実行することができる。また、ommディレクトリを指定したり、ApplicationContextファイルを指定して実行することができる。

${BXITOOLHOME}/bin/ommImport.sh
${BXITOOLHOME}/bin/ommImport.sh [path]
${BXITOOLHOME}/bin/ommImport.sh [omm path] [file: Application Context path]

☑ 暗号・復号化​

実行​

別の設定がない場合、暗号・復号化の際に使用するキーは、./config/security.keyと指定される。

${BXITOOLHOME}/bin/encrypt.sh [平文]
${BXITOOLHOME}/bin/decrypt.sh [暗号文]
${BXITOOLHOME}/bin/encrypt.sh [平文] [キーパス]
${BXITOOLHOME}/bin/decrypt.sh [暗号文] [キーパス]